おむつなし育児のデメリットが知りたい!
おむつなし育児っておむつを使わないからメリットなんてないじゃないの?
このような疑問にお答えします。
この記事では、おむつなし育児を夫婦で約1年続けた僕たちが、実際に感じたメリット・デメリットをお伝えします。
おむつなし育児の導入を検討されているパパママさんの参考になると思うので、読んでいただければうれしいです。
この記事は5分ほどで読むことができます。
少しの間、お付き合いください。
※おむつなし育児の具体的な方法はこちら!
>>「1日5分からでOK、誰でもできるおむつなし育児の方法を教えます!」を読む。
おむつなし育児に関する3つの誤解
まずは、おむつなし育児に関する3つの誤解について紹介します。
残念ながら、「おむつなし育児」とGoogleで検索すると、二番目に以下のようなワードが検索候補にでてきますね。
しかし、これはあくまで「おむつなし育児」という言葉が招いた誤解が原因だと思われます。
- 「おむつなし育児」ではおむつはまったく使わない
- 紙おむつではなくて布おむつを使わないといけない
- 「おむつなし育児」はトイレトレーニングの一種である
これらの誤解が解けることで、おむつなし育児に対する印象が変わり、やってみるハードルが下がります。
順番に解説していきますね。
①「おむつなし育児」ではおむつはまったく使わない
一つ目の誤解は、「おむつなし育児では、おむつはまったく使わない」ということです。
結論、おむつなし育児でも、おむつはふつうに使います。
名前だけ聞くと、「垂れ流し育児」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
おむつは使うけど、なるべくおむつの外で排泄する機会をつくってあげるのが「おむつなし育児」になります。
②紙おむつではなくて布おむつを使わないといけない
二つ目の誤解は、「紙おむつではなくて布おむつを使わないといけない」です。
これも決してそんなことはありません!
布でも紙でもどんな種類のおむつを使ってもオーケーです。
機会を作るのに、おむつの種類は関係ないということですね。
とはいえ、布おむつの方が、おむつなし育児をやりやすいということも確かにあります。
理由は、おしっこが出たときに布の方が赤ちゃんにとって気持ち悪さがわかるからです。
ただし、あくまでやりやすいというだけなので、紙か布かにはとらわれすぎないようにしましょう。
③「おむつなし育児」はトイレトレーニングの一種である
三つ目の誤解は、「おむつなし育児は、トイレトレーニング(トイトレ)の一種である」ということです。
実は、おむつなし育児とトイレトレーニングはまったく別のものになります。
トイトレの目的は、子どもが能動的にトイレやおまるで排泄することですが、おむつなし育児はおむつの外で排泄するだけです。
一般的にトイトレは早くても1歳半から始めるものに対して、おむつなし育児は新生児からでも始めることができますよ。
おむつなし育児をするメリット
ここでは、おむつなし育児をすることで得られるメリットを10個紹介します。
たくさんメリットがあることを知れば、やってみようというモチベーションにつながりますね。
- 赤ちゃんが気持ちよさそう
- 便秘でなくなる
- おむつかぶれしにくい
- おむつが外れるのが早くなる
- 赤ちゃんがおしっこがでる感覚がわかるようになる
- パパママが達成感を得られる
- 排泄がコミュニケーションになる
- 赤ちゃんの体調変化を察知できる
- おむつ代が浮く
- うんちの処理がラク
順番に見ていきましょう。
①赤ちゃんが気持ちよさそう
おむつの外で排泄をすると、赤ちゃんはとても気持ちよさそうにします。
それも当然で、本来人間というのはおむつの中で排泄をするようにできていないんですね。
赤ちゃんが気持ちよさそうにしている顔をみるのは、親としてこの上ないよろこびになります。
②便秘でなくなる
便秘でなくなるのも大きなメリットです。
おむつの外で排泄をすることで、赤ちゃんは排泄後の気持ち悪さを感じることが少なくなります。
その結果、排泄に対して抵抗がなくなるので、自然に便秘にはならなくなるんですね。
うちの娘も便秘とは縁遠く、1日に3回は排便します。笑
③おむつかぶれしにくい
おむつなし育児を実践することで、おむつかぶれがしにくくなります。
おむつかぶれとは、長時間おむつが皮膚に接していることで肌が炎症を起こすというもの。
おむつなし育児では、おむつを外して排泄のタイミングを作るので、おむつかぶれになるリスクは激減します。
うちの娘はおむつなし育児のおかげで今までおむつかぶれになったことがありません!かなりのメリットになると思います。
④おむつが外れるのが早くなる
将来的に、おむつが外れるのが早くなるというのも大きなメリットのひとつです。
一般的にトイレトレーニング(トイトレ)を始めるときは、おむつに出すのが当たり前の状態からのスタートになるので、まさにゼロスタート。
しかし、トイトレ前からおむつなし育児で自然な排泄習慣を身につけていると、トイトレは格段にラクになります。
その結果、1歳半から2歳ごろまでまでには排泄が自立するケースも多いです。
おむつ外れが早くなれば、当然パパママの負担も減るので、大きなメリットになりますね。
⑤赤ちゃんがおしっこがでる感覚がわかるようになる
おむつなし育児を始めてみると、赤ちゃんがおしっこが出る感覚がわかるようになります。
特におしっこが出たときに「ちぃーちぃー出たね!」と声掛けをすると、赤ちゃんも達成感を得られるんですね。
これが積み重なると、おしっこが出る直前の感覚もわかるようになり、おしっこが出る前に何らかの方法で教えてくれるようになります。
ちなみに、11カ月の娘はまだきちんと言葉にはできないので、出そうなときは「うぅ~~!!」と大きな声で教えてくれます。
⑥パパママが達成感得られる
おむつなし育児を続けていると、パパママも達成感を得られる瞬間も多くあります。
- はじめておむつではなく、おまるで成功したとき
- 1日すべて成功して使用するおむつが1枚だけだったとき
- 子どものサインに気づいてすぐにおむつの外で出せたとき
これらは実際にやってみてはじめてわかることなので、ぜひ得られるまで続けてみてほしいですね。
⑦排泄がコミュニケーションになる
排泄がパパママとのコミュニケーションになることも大きなメリットの一つです。
おむつなし育児では、
- 「おむつ外すね!」
- 「もう出してもいいよ~」
- 「いっぱい出たね!」
など、自然に声かけをするようになります。
おむつ交換の場合は、余裕がないとパパママにとっては義務感が出てしまい、良いコミュニケーションを取るのが難しいこともありますよね。
しかし、ポジティブな声掛けをすることにより、雰囲気もなごやかになり、赤ちゃんも安心して排泄をすることができます。
⑧赤ちゃんの体調変化を察知できる
これは赤ちゃんの体調の変化を敏感にキャッチできる、とも言い換えられます。
おむつなし育児を実践すると、「あれ?いつもよりうんちを出すときにしんどそう・・・」と排泄時に赤ちゃんの体調をよく知ることができるんです。
そうすれば、ふだんの生活の中で早めに対処することができて、子育てもラクになりますよ。
⑨おむつ代が浮く
おむつ代が浮くのも経済的なメリットとして大きいです。
子育てが始まると出費が多いため、紙おむつの購入代が浮くだけでもかなり助かりますね。
また、おむつなし育児は布おむつとの相性も抜群に良いので、ぜひ併用することをおススメします。
おむつなし育児を始めたことで、わが家もおむつ代は半分くらいにまで抑えることができました!
⑩うんちの処理がラク
最後のメリットは、意外にもうんちの処理がラクになるということです。
え?紙おむつの方がそのまま捨てられるし、ラクなんじゃないの?
と思われたかもしれません。
確かにそのまま捨てられるという点だけ見ればラクに思えます。
しかし、実は紙おむつだけ使っていると、家の中のゴミの量が増えたり、においが出ないように毎回ビニール袋に入れるなど処理に手間がかかります。
その点、おむつなし育児でおまるにすべて出してもらえれば、そのままトイレに流すだけで終了です。笑
うんちの処理がラクになれば、少し気持ちに余裕が出てきますね。
おむつなし育児をするデメリット
ここでは、おむつなし育児をすることのデメリットを3つ紹介します。
デメリットもきちんと知ることで、やったときのギャップをなくしましょう。
- 手間がかかると感じるときもある
- おむつの中でうんちができなくなる
- 失敗すると大惨事
さっそく見ていきましょう。
①手間がかかると感じることもある
一つ目のデメリットは、「手間がかかると感じることもある」です。
赤ちゃんは慣れてくると、おむつに出す前にサインを出してくれるようになるので、家事をしているときなどは中断する必要がでてきます。
また、ひとりでお座りができるようになるころには、1日に何回もおまるに座らせるので「面倒だ・・・」と感じるときもありますね。
わが家は生後1か月をすぎたあたりから始めましたが、最初はおしっこの回数が多くとにかく大変でした。起きている間は30分毎にやっているときもありましたね。
②おむつの中でうんちができなくなる
二つ目のデメリットは、「おむつの中でうんちができなくなる」ことです。
おむつなし育児を続けて、赤ちゃんがおむつの外でうんちを出すことに慣れてくると、おむつの中ではせずに我慢してしまうことがあります。
もちろん我慢したときも声を出して教えてくれるので、すぐにおむつを外せば問題ありません。
が、外出時などは注意が必要です。
うちの娘もずっと機嫌が悪かったときにおまるに座らせたところ、一気にうんちをしてすぐにゴキゲンになったことがあります。笑
自立はうれしいけど、赤ちゃんにとってストレスにならないようにする工夫も必要だね。
③失敗すると大惨事
三つ目のデメリットは、「失敗すると大惨事になること」です。
おむつなし育児では当然、おむつを外すことになるので、おしっこやうんちが予期せぬ方向に飛んでいってしまうこともあります。
そうすると仕事が増える上に、思わず「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁーーー!!!」と怒ってしまうことも。
取り組むときは、失敗をすると大惨事になることを覚悟しておきましょう。
まとめ:メリット・デメリットを理解して、おむつなし育児にチャレンジしてみよう!
今回はおむつなし育児の3つの誤解とメリット・デメリットについて紹介しました。
内容をまとめると以下になります。
- 「おむつなし育児」ではおむつはまったく使わない
- 紙おむつではなくて布おむつを使わないといけない
- 「おむつなし育児」はトイレトレーニングの一種である
- 赤ちゃんが気持ちよさそう
- 便秘でなくなる
- おむつかぶれしにくい
- おむつが外れるのが早くなる
- 赤ちゃんがおしっこがでる感覚がわかるようになる
- パパママが達成感を得られる
- 排泄がコミュニケーションになる
- 赤ちゃんの体調変化を察知できる
- おむつ代が浮く
- うんちの処理がラク
- 手間がかかると感じるときもある
- おむつの中でうんちができなくなる
- 失敗すると大惨事
おむつなし育児にはデメリットもありますが、それ以上に赤ちゃんやパパママにとってメリットもたくさんあります。
おむつなし育児とは何かを正しく知って、気軽にチャレンジしてみましょう。
今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。