出産日が早まった場合のパパの育休がどうなるか知りたい!
このような疑問を解決します。
当記事を読めば、予定日より早く子どもが生まれても、慌てずに育休に入ることができ、金銭的にも時間的にも損をしなくてすみます。
事前に必要な準備など、スムーズに育休に入れた体験を踏まえて詳しく解説しているので、育休取得を考えているプレパパさんはぜひ読んでみてください。
結論:予定日より早く生まれた場合、男性もすぐに育休に入れる
まず結論として、予定日より前に生まれた場合でも、男性は子が誕生した日から育休を取ることができます。
法律でもしっかりと定められていますね。
そもそも、出産予定日というものはあくまで予定日なので、必ずその日になると生まれてくるというわけではありません。
予定日より早く生まれても、予定日からじゃないと取れないなんてことはないので、ご安心ください。
だからこそ、いつ育休に入ってもいいように事前準備をすることが大切です。
男性の育休取得で事前に考えておきたいこと
ここでは、パパが育休を取る前に考えておきたいことについて具体的に4つお伝えします。
- 有給の使い方
- 福利厚生(出産の特別休暇があるかなど)の確認
- 余裕を持った業務の引継ぎ
- 社内で味方を作る
事前にしっかり考えて行動しておくことで、損することがなくなりますよ。
それぞれ解説していきます。
有給の使い方
育休取得前に考えておきたいことの一つめは、「有給の使い方」です。
まず、有給が何日間残っているかとそれらの有効期限を確認するようにしましょう。
育休を取ったからと言って、残っている有給がなくなることはありません。
ちゃんと有効期限内であれば、復帰後に使うこともできます。
有給を使った上で育休に入るのか、もしくは使わずに入るのかをえらぶことができるんです。
それぞれのパターンのメリットは以下です。
- 育休を取ってから育児休業給付金が入るまでのあいだにお金が入る
- 復帰後、突発的に休むときなどに有給を使える
それぞれのメリットを理解した上で、有給の使い方を考えていきましょう。
ちなみに僕の会社の担当者は「有給はぜんぶ使ってから育休に入る人が多い」と言っていました。
福利厚生(出産の特別休暇があるかなど)の確認
二つめに考えておきたいことは、「福利厚生の確認」です。
会社によっては男性社員も、子どもが生まれたことによる特別休暇がもらえることもあります。
そういった休暇はあるのか、そのためにはどんな手続きが必要なのかは前もって確認しておきましょう。
ちなみに僕の会社では、子どもが生まれたときは特別休暇として3日間の有給をもらえました!
余裕を持った業務の引継ぎ
三つめは、「余裕を持った業務の引継ぎ」をすることです。
子どもが早く生まれた場合、パパはそのまま休みに入ります。
だから、いつ業務から離れても大丈夫なように計画的に引継ぎをしておく必要がありますね。
具体的には以下でしょうか。
- 自分の担当している業務をいつでも自分以外ができるようにしておく
- 子どもが生まれたら育休を取ることを同僚に挨拶する
- いつ休みに入ってもいいように自分のデスク周りを整理しておく
いつ自分がいなくなってもいいようにきっちりと準備しておきましょう!
理想は出産予定日の一ヵ月前には終わらせておくと安心です。
社内で味方を作っておく
最後は、「育休取得に対して社内で味方を作っておくこと」です。
男性の育休取得に前例があったり、前向きな考えの会社であればいいですが、現実はそうではない可能性もあります。
特に年配の男性上司には理解されにくいケースも多いです。
そんなときに社内で見方を作っておけば、育休取得の話し合いをスムーズにできる確率がグッと上がります。
育児経験者の女性社員や人事部は味方になってくれるケースが多いようです。
育休を取ると決めたら、社内では理解のある味方を作るようにしたいですね。
男性の育休取得に前例がない会社ほど、早めに味方を作っておいた方が安心ですね!
【参考】わが家の育休取得例【出産予定日の10日前に誕生したケース】
最後に、実際に体験したわが家の育休取得の事例を紹介します。
結論としては、出産予定日の10日前に生まれたので、そのまま育休に突入しました。
具体的なケースを知ることで、よりイメージがしやすくなりますよ。
説明をわかりやすくするために、一部本当の日付とは変えているところがあります。ご了承ください。
出産予定日などの基本情報
まずは、わが家のケースの出産予定日などの基本情報をお伝えします。(日付は2021年です。)
- 出産予定日:5月6日
- 実際の出産日:4月26日(予定日の10日前)
- 産む方法:自然分娩
- 有給残日数:9日間
会社の福利厚生、就業規則や雰囲気
次に、勤務先の福利厚生や就業規則、育休取得に対する雰囲気についてざっとまとめます。
子どもが生まれたら、特別休暇(給与100%の有給扱い)を3日間もらえる
- 育休を取りたいときは、取得予定の一ヵ月前までに申し出が必要
- 出産予定日に育休に入る予定でも、生まれるまで取ることはできない
- パパの育休取得に反対する人は誰もいないし、むしろ肯定的
- 育休に入るタイミングや有休の使い方を上司が一緒に考えてくれる
- 同じ部署内で、ひとりだけすでにパパで育休を取っている人がいた
男性でも育休を取りやすい雰囲気があったのはすごく助かりました。
もし取りづらい雰囲気だったら、取得をあきらめていたかもしれません。
【当初の計画】有給+特別休暇をフルに使って育休突入
当初は有給を使い切り、3日間の特別休暇もフルに取って、育休に入る予定でした。
5月の土日祝日を除く勤務予定日をすべて有給に当てて、生まれてから3日間の特別休暇を使うと、5月24日から育休に入る計算になります。
【実際】有給は使わず、特別休暇のみ使って育休へ
しかし、実際に生まれたのは出産予定日の10日前である4月26日でした。
4月中に育休に入ることができるようになったので、有給は一切使わず、特別休暇を3日間使い、4月30日に育休に入りました。
理由としては、その方が育児休業給付金のもらえる金額が多かったためです。
「え?そんなことがあるの?」と思うかもしれませんが、育休に入る前月に給与がいつもより少ない場合など、非常に特殊なケースのみです。
基本的には有休を使ってから育休に入る方がお得になるので、早く生まれたからと言ってすぐに育休に入る必要はありません。
ふつうに定時勤務しているのであれば、有給を使ってから育休に入っちゃいましょう!
【反省点】挨拶がちゃんとできなかった
今回の反省点は、同僚にきちんと挨拶ができなかったことです。
出産予定日の一週間前には全体に向けて挨拶をしようと考えていました。
しかし、それよりも出産が早かったため、そのままフェイドアウトしたような形になりました。笑
もちろん、大半の上司や同僚には伝えられていましたが、一部の部下にはできなかったので、遅くとも一ヵ月前までには挨拶はしておいた方がいいですね。
まとめ:子の誕生は予定通りにならないもの!育休取得タイミングはしっかりとシミュレーションをしよう!
今回は育休の基礎知識から実際に早く生まれたパターンや実例までを解説しました。
内容をまとめると以下です。
予定日より早く生まれても、男性はその日から育休に入れる
- 有給の使い方
- 福利厚生の確認
- 余裕のある業務引継ぎ
- 男性育休に理解ある社内の味方
パパの育休はまだまだ一般的ではないので、しっかりと正しい知識を持つことが大切です。
せっかく育休を取るのであれば、悔いなく過ごせるように早めに行動することをおススメします!
今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。