妊娠がわかったけど、パパも育休って取れるのかな?どれだけの期間がいいんだろう?
育休取りたいけど、どうやって職場に伝えたら良いのかもわからないなぁ・・・やっぱり評価にも関わる?
このようなお悩みを解決します。
当記事を読めば、パパが育休を取る上で、コレだけは押さえておきたい内容がわかります。
それらを知ることで、育休を取るべきかどうかの判断をしっかりとすることができるようになりますよ。
育休で失敗したくないパパさんはぜひ読んでみてくださいね。
男性も長期間の育休は取れる?
結論としては、一般的な会社員であれば、パパもママと同様に長期間の育休を取ることができます。
育休は男女ともに法律で保障されているからですね。
なんなら、1日でも、半年でも、最長2年も取ることができます。
もちろん、ママが取らず、パパだけが取ることも可能。(稀なケースだと思いますが・・・)
「会社の規則にないから取れない」、「上司に相談したけど難しいと言われた」というのは本来あってはならないことです。
基本的には、パパも育休は取れます。
子どもが生まれる前には、パパも育休を取るかどうかをまず考えてみましょう。
ただし、就業形態(正社員かどうか)であったり、働く日数などによっては取れないケースも存在します。
また、自営業やフリーランスは雇用保険の対象でないので、取ることはできません。
ここではひとまず、「1年以上働いている正社員のパパは育休が取れる」と覚えておきましょう。
男性が育休を取るべき理由3つ
ここでは、パパが育休を取るべき理由を3つ紹介します。
それらを知ることで、パパの育休取得は子育てには不可欠だということがわかりますよ。
- 妻のことを支えられるから
- 父親としての自覚がより早く芽生えるから
- 仕事と家事・育児の両立に悩まなくていいから
順番に解説します。
①妻のことを支えられるから
パパが育休を取るべき理由のひとつめは、「妻のことを支えられるから」です。
ここでいう妻を支えるというのは、家事・育児をする物理的なサポートから、産後の妻の精神的なケアまで指します。
産後のママは心身ともに大変な状態になります。
たとえるなら、交通事故に遭った人が何針も縫うくらい大きなケガをしているにも関わらず、2~3時間睡眠を1か月間強いられる状況ですね。
そんなときにワンオペだと、心身ともに疲弊し、最悪の場合、産後鬱になることも。
産後の女性の死亡理由のトップは自殺というデータもあるくらいです。
大切な妻をひとりでがんばらせないためにも、産後の夫のサポートは欠かせない存在なのです。
②父親としての自覚がより早く芽生えるから
パパが育休を取るべきふたつめの理由は、「父親としての自覚がより早く芽生えるから」です。
育休を取れれば、必然的に子どもと過ごす時間が増え、父親として接することが多くなります。
残念ながらほとんどの男性は、自分が親であるという自覚を持つのが女性とくらべて圧倒的に遅いです。
しかし、育休を取り、積極的に子どもと関わることで、「自分は父親なんだ」という意識が芽生えます。
自覚を持てば、率先して家事・育児に取り組めるので、おかあさんも安心して過ごすことができますよ。
僕も恥ずかしながら、ちゃんとした父親の自覚が芽生えたのはわが子と対面してからでした。
頭ではわかっていても、イマイチピンときてなかったんですよね。
パパはママと比べて身体的な変化はないしね・・・
③仕事と家事・育児の両立に悩まなくていいから
最後の理由は、「仕事と家事・育児の両立に悩まなくていいから」です。
仕事をしている場合は、平日の仕事終わりや休日にどこまで家事・育児をするのかのバランスを考えないといけません。
しかし、パパが育休を取ってしまえば、24時間すべての時間を使うことができるため、家事・育児にフルコミットできます。
「夫は仕事だけして、妻は家事・育児だけすればいい」という意見は通用しなくなりつつあります。
共働き家庭も増えている現在では、夫婦ともに協力して家事・育児にかかわっていくことが大切ですね。
男性育休取得の懸念点
ここでは、パパが育休を取ることで懸念される内容を2つお伝えします。
懸念点を知っておくことで、失敗するのを防ぐことができますよ。
- 家計の収入が減る
- キャリアアップが先送りされる
順番に解説します。
家計の収入が減る
ひとつめの懸念は「家計の収入が減る」ということです。
が、実は思ったよりも減らないんです。
育休中は育児休業給付金が支給されますが、有給休暇とはちがい、給与の100%が支給されるわけではありません。
支給される金額はズバリ、66.7%になります。(7か月目以降は50%です。)
しかし、ここで大切なポイントは社会保険料が免除になるという点です。
それを考慮すると、実質は80%近くもらえることになります。
つまり、支給は66.7%だけど、もらえるのは80%ということですね。
家計が減るにしても、最初の半年間はそこまで大きく減ることはありません。
少し取るハードルが下がったのではないでしょうか。
余談ですが、1日でも育休取得すれば社会保険料は免除になるので、本当に1日だけ取る人もいるそうです。
法律改正されてダメになりそうだけどね・・・
キャリアアップが先送りされる
ふたつめの懸念は「キャリアアップが先送りされる」ということです。
育休期間が短い場合はさほど影響しないかもしれません。
でも、長期で取ればとるほど、その分仕事からは遠ざかるわけで、昇進からは遠のく可能性は高まります。
ただし、必ずしもそういったわけではなく、職種や会社によって違うようです。
先日、このようなツイートを見かけました。
自分の会社は育休の取得が昇進に影響するのかどうか必ずチェックしておきましょう。
ぜんぶの会社がこんな風になったらいいなぁ。
男性育休を取るおススメ期間
結論としては、1年間取ることをおススメします。
1年は難しいとしても、できるだけ長い方がいいです。
もちろん金銭面の事情は大きいかと思います。
が、収入のこと以上に、長く育休を取ることで得られるメリットもたくさんです。
それらをしっかり把握した上で、どのぐらいとるかを検討しましょう。
男性育休を取る旨を会社へ伝えるときのポイント
ここでは、パパが育休を取る旨を会社へ伝えるときのポイントを2つ紹介します。
事前に準備をしておくことで、スムーズに意向を伝えることができ、安心して育休までの期間を過ごすことができますね。
- 伝えるタイミングは安定期がベスト
- 伝えるときは結論と理由を添える
それでは、解説していきます。
伝えるタイミングは安定期がベスト
ひとつめのポイントは、「伝えるタイミングは安定期がベスト」ということです。
なぜなら、安定期に入るまでは流産の可能性も否めないからです。
Q.安定期って?
A.流産する確率が下がり、お母さんのつわりもおさまって母子ともに安定する時期のことです。
一般的には、妊娠16~27週(5~7か月)と言われています。
しかし、もちろん個人差があるので、検診の状況を踏まえつつ、妻と相談しながら決めましょう。
周りへの報告もそうですが、妻に確認せずに勝手に妊娠を伝えるのはNGです。
伝えるときは結論と理由を添える
ふたつめのポイントは、「伝えるときは結論と理由を添える」ことです。
最初に報告する相手はおそらく上司になるのがほとんどでしょう。
理解ある上司であればいいですが、理解がない場合はネガティブな反応が返ってくる可能性も否めません。
そんなときには、「育休を取る」という結論と、何故とるのかの理由をセットで伝えることが大切です。
意思が固まっていなかったり、相談ベースになってしまうと、取りたい旨を伝えるチャンスを逃してしまうかもしれません。
なぜ取る必要があるのかをしっかり自分の中でも落とし込むようにしましょう。
漫画のように、こんな感じ(⇩)になってしまうかもしれませんね・・・
男性が育休期間を過ごすときの心構え
最後に、パパが育休期間を過ごすときの心構えを3つお伝えします。
これらを肝に銘じておくことで、充実した育休生活を過ごせるはずです。
- 家事・育児を最優先にする
- 最低限の家事はできるようになっておく
- わからないことは自分なりに調べる
順番に見ていきましょう。
家事・育児を最優先にする
ひとつめのマインドセットは、育休中は「家事・育児を最優先にする」ことです。
育児休業という名前ではあるものの、文字通り休むだけ休んで好きなことをする時間ではありません。
しっかりと家事と育児を最優先に日々行動することを心がけましょう。
ちなみに、家事と育児のどちらを優先するかですが、基本的にはパパにも育児を優先してほしいです。
授乳以外の育児はパパでもすべてできますからね。
最低限の家事はできるようになっておく
ふたつめのマインドセットは、「最低限の家事はできるようになっておく」ことです。
なぜなら、家にいる間はパパも家事をするのが当たり前だからですね。
ここでの最低限の家事というのは、最低限の生活に必要なことを指します。
代表的なのは以下ですね。
- よく使う場所の掃除
- バランスの取れた料理
- 住んでいる地域のルールを理解したゴミ出し
- 洗濯全般
これらは育休取得前から日常的にやっておきましょう。
育児と並行しながら覚えるのは大変です。
わからないことは自分なりに調べる
最後は、「わからないことは自分なりに調べる」ことです。
言い換えると、「なんでもかんでも妻にきかない」ということですね。
当たり前ですが、パパもママも同じ育児初心者です。
ママだからと言ってなんでもわかるわけではありません。
パパもわからないことは自分で調べるクセをつけておきましょう。
まとめ:正しく内容を知って男性も育休を取ろう!
今回は男性が育休を取るときに最低限知っておくべきことをギュッとまとめてお伝えしました。
内容をまとめると以下です。
一般的な会社員であれば、取れる
- 妻のことを支えられるから
- 父親としての自覚がより早く芽生えるから
- 仕事と家事・育児の両立に悩まなくていいから
- 家計の収入が減る
- キャリアアップが先送りされる
1年。なるべく長く取るのがおススメ
- 伝えるタイミングは安定期
- 伝えるときは結論+理由をセットに!
- 家事・育児を最優先
- 最低限の家事は習得しておく
- 自分で調べる習慣をつける
以上を踏まえて、パパも育休取得を取り、家族で有意義な時間を過ごしましょう。
今回は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。