このようなお悩みにお答えします。
当記事を読むことで、パパが育児休暇(以下:育休)を取ることのメリットが10個わかります。
メリットを知ることで、育休中の生活を鮮明にイメージすることができ、自信をもって会社にも取得したいと伝えることが出来るようになりますよ!
男性で育休を取ろうか迷われている方はぜひ読んでみてくださいね。
※デメリットについて知りたい方は【知らないと損する】男性育休のデメリット5選!解決策も一緒に解説をどうぞ!
【メリットを伝える前に】男性でも育児休暇って取れるの?
結論は、男性でも女性と同じように育児休暇を取ることが可能です。
2022年4月からの法改正の動きもあり、企業側も男性社員に対して、育児休暇を取るかどうかの確認が必須になりました。
とはいえ、まだまだ普及していない男性育休。
実際に周りのパパさんで「育休取った!」という声は少ないのが現状です。
しかし、TwitterなどのSNSで「男性育休」と検索すると、たくさんの経験者の方が出てきます。
そう、実は周りにいないだけで男性でも育休を取っている人って結構いるんです。
しかも、その誰もが、「育休取ってよかった!」と口をそろえて言っています。
どうやら男性が育休を取ることは、とてもメリットがありそうです。
どんなメリットがあるかは次で詳しく解説していきます。
【定番】男性が育児休暇を取るメリット7つ
ここから筆者の体験をベースにした、パパが育休を取るメリットをお伝えしていきます。
まずは、よく言われている7つから!
子どもの小さな成長がみられる
まず、これが一番のメリットだと思います。
ぶっちゃけて言うと、僕はもともと子どもが好きな方ではありませんでした。
だって、無限の体力に付き合うと疲れちゃいますしね。笑
だから、友だちの子どもと会うことがあっても、積極的に一緒に遊んだりとかはしませんでした。
でも、子どもが生まれたことでその価値観も変わっていきます。
子どもが生まれてわかったのは、子どもの成長は一瞬だということです。
特に0歳児は成長スピードがハンパないです。
今までどう頑張っても出来なかったことが、次の日にはコロッと出来るようになったりします。
例えば、うちの娘は寝返りをどれだけがんばっても出来ない時期がありました。
「あとちょっと身体をひねればいけるのに・・・!」と何度思ったことでしょう。
でも、ある日突然、すっと出来るようになりました。
このわずかな一瞬の成長の積み重ねを見ることが出来るのはすごく大きいですね。
そのほかにも、
- 泣くときの音量が大きくなったのがわかる
- おしっこする量がちょびっと増えたのがわかる
- 他人に対して、笑顔を見せる場面が増えたのがわかる
- しゃべる言葉数がちょっとずつ増えていくのがわかる
など、本当にたくさんあります。
このような細かい成長に気がつけるのは、まさに育休を取った特権だと思います。
ママに十分なサポートができる
出産直後のママは交通事故に遭ったのと同じと言われるほど、身体にダメージを受けます。
そんなときに、パパが家にいることで物理的なサポートをすることができます。
たとえば、
- 家事をする
- 寝かしつけを交代する
- おむつ交換をする
などが代表的ですね。
さらに、わりと些細なことでもサポートすることが出来ます。
たとえば、子どもを抱いて床に座っているときに、ちょっと絵本を読み聞かせたいなと思ったとします。
でも、その絵本の置き場所が遠かったら、一度子どもをおろして、立ち上がって本を取りに行く必要がありますね。
これってめっちゃめんどくさいです。笑
そんなときにパパがいれば、どうなるか?
「ちょっと絵本取ってー!」とお願いするだけで、本を取ってもらえるわけですね。
もしかすると、「いやいや、そんな小さなこと?」と思われるかもしれません。
でも、塵も積もれば何とやら・・・
僕も妻にお願いしたことがありますが、めちゃくちゃ助かります。
と、ここまで伝えたのは物理的なサポートです。
が、精神的なサポートもかなりあると思っています。
僕の実体験でこんな話があります。
子どもが新生児で、まだ子育ての右も左もわからないとき・・・
夜寝かしつけをするも、まったく寝ずに泣き続けることがよくありました。
もちろん、Googleで調べてみると、何かしらの答えは書いてあります。
でも、それがうちの状況に当てはまるかわからない・・・
もしかして、何か重大な病気やケガで泣いているのかもしれないと、最初の頃は本当に不安でした。
こんなとき、ひとりだけだと負の街道まっしぐら。
どんどんと嫌な想像をして、ネガティブな方向へ気持ちが行ってしまいます。
しかし、ここでパートナーがいれば、ふっとした助言をもらえたりして、とたんに気持ちがラクになります。
パパが育休を取ることで、家には大人が2人いることになります。
決して1人ではないので、気軽に相談し、ときには解決したりするので、お互いに安心して育児ができますね!
パパの家事レベルが格段に上がる
僕は結婚前、実家暮らしが長かったこともあり、恥ずかしながら、家事をすることがほとんどありませんでした。
とはいえ、結婚してからも、最低限の掃除や料理ぐらいしかしなかったんです。
つまり、できることと言えば、
- 料理⇨かんたんな副菜をつくったり、魚を焼くぐらい
- 掃除⇨掃除機かけるくらい(トイレ掃除とかは無理。笑)
- 洗濯⇨洗剤の使い方はわからないが、干す&畳むぐらいは可能
のような感じでした。
育休を取るにしては、非常に家事レベルが低かったんですね。
ポケモンで言うと、レベル10くらい。
タケシにはぎりぎりで勝てるレベルでしょうか。笑
しかし、そんな僕にも家事に対する「ある思い」がありました。
それは、妻には産後なるべく安静にしててほしいという願いです。
先に書いた通り、出産直後のママの身体は大ダメージを受けています。
が、そんな中でも、ママは意外と動けてしまうので、あとで反動が来るという話をママ友から聞いていました。
だから、授乳以外の家事はなるべく僕がやりたいと事前に話していたんです。
わが家では、朝からしなくてはならないたくさんの家事があります。
- 台所や洗面台のタオルを変える
- トイレ掃除をする
- 朝食の準備をする
- 洗濯機を回す
など・・・
中でも、僕にとって一番のチャレンジはご飯を朝昼晩すべて作るということでした。
毎日、魚ばかり焼いても飽きられるのは目に見えている・・・
「これはレパートリーを増やすしかない・・・!」
と必死の思いで、クックパッドをフル活用し、なんとか毎日作っていくようにしました。
その結果、レパートリーは劇的に増え、今では妻からリクエストされたものは大抵作ることが出来るようになりました。
(ちなみに、得意料理はチャーハンです。)
これも育休を取ったことで、自然と身についたスキルです。
妻の負担を減らすことができて、外食が減り、家計も助かる・・・
まさに良いこと尽くしですね!
パパがワンオペママさんの気持ちがわかる
痛いほどわかります。
おそらく世の男性は、ほとんどわからない世界ではないのでしょうか?
子どもの誕生をきっかけに夫婦間ですれ違いが起き、離婚する内容を題材にした漫画もあるくらいですからね。
それくらい、育児に対する男性の考え方というのは女性とは違います。
僕も子どもが生まれる前は、ぶっちゃけ、
仕事>育児 という考え方でした。
要は、育児よりも仕事の方が大変というものです。
(それが原因で産前に妻とはケンカもしました・・・)
でも、これは育児をやってみたことで根底から瓦解します。
育児の方が1000倍大変です。笑
だって、仕事は体調が悪ければ休めるし、自分の代わりになる人はいくらでもいるからです。
でも、親の変わり、ましてや父親の変わりっていないんですよ。
そして、育児には休みはありません。
どんなに自分がしんどくても、子どもにはミルクを飲ませないといけないし、おむつも変えないといけない。
そう考えると、24時間稼働しているようなものです。
だから、僕は育児をするようになって、妻に自分が間違っていたことを謝りました。
今ではすっかり、育児>>>>>>>仕事 の感覚ですね!笑
育休を取らずに、育児の大変さを知らないままだと、それが原因で離婚していたかもしれません。
パパ見知りしない
パパ見知りとは、パパに対して人見知りすることです。
これは少し前に、友人家族がうちに遊びに来た時に気がつきました。
そこの友人夫婦には、生後10ヶ月ほどの娘さんがいます。
パパの休みに合わせて、みんなで遊びに来てくれたんですね。
それで、たまたまその娘さんのお昼寝時間が来てしまって、わが家で寝かすことになったのです。
が、ここである事件が起きます。
パパが抱っこして必死に寝かそうとしても、全然寝ない・・・!
むしろ、抱っこされた瞬間ママの方を向いて号泣する・・・!笑
そんな現場を目撃してしまったんです。
これこそ、まさしくパパ見知りです。
うちの子もときどき僕の抱っこを嫌がることはあります。
が、さすがに抱っこした瞬間に号泣はないなぁと。笑
普段ずっと一緒にいるからこそ、人見知りしない。
改めて、育休を取ることで、仕事しているパパよりも多くの時間を過ごしていることに気がついた出来事でした。
手間がかかることに挑戦できる
わが家では、排泄に関して、2つチャレンジしていることがあります。
それは、
- 布おむつの使用
- おむつなし育児
です。
まず、布おむつの使用については、文字通り、極力紙を使わず、布おむつを使うというものです。
日本ではまだまだ紙おむつを使うのが一般的で、性能もどんどん良くなっています。
が、その反面、中々おむつ離れができずに、小学生になっても夜はおむつをつけないと寝られないという子もいるそうなんですね。
だから、わが家では、紙おむつを使うのは、外出と夜寝るときのみにして、それ以外はいつも布おむつにしています。
次に説明するおむつなし育児については、「何それ!?」と思われるかもしれません。
説明を以下サイトから引用します。
「おむつなし育児」と聞くと、「おむつを外して垂れ流しで・・・」と想像されがちですが、実際はそうではありません。「なるべくおむつの外で自然に排泄させる機会をつくる育児」と言う方がより正しいでしょう。「おむつなし育児」は、昔から実践されてきた、赤ちゃんにとって健康的で気持ちのいい排泄ケアです。布おむつ、パンツ、そして、紙おむつを上手に使いながら、なるべくおむつの外で排泄する機会を増やしてあげるのが「おむつなし育児」です。
https://omutsunashi.org/about 『おむつなし育児研究所』より引用
この「できるだけおむつの外で排泄するようにする」というのは、とても挑戦がしやすいものでした。
なぜなら、夫婦で育休を取っているので、交代で排泄をさせることができ、それほど負担にならないからです。
やることはシンプルに、排泄のタイミングを決めて、おまるに座らせるだけ。
そんなこんなで、うちではこの「布おむつ+おむつなし育児」を生後一ヵ月からずっとチャレンジしています。
ときどき失敗することはあるものの、生後7か月時点で、1日に使う布おむつはたったの1枚だけという日もあります。
(おむつにする前に、おまるでの排泄を全成功しているということです!その日は妻とハイタッチしました。笑)
夫婦2人で取り組むことで、あまり疲れずに無理なくチャレンジすることが出来ますよ!
そして、その結果、
- おむつ代が半分ほど節約できる
- 紙おむつのごみが減る
- おむつかぶれなどの蒸れが少ない
- 布おむつが汚れたら気づきやすいため、娘がおしっこが出る感覚が早いうちからわかる
などメリットだらけです。
布おむつやおむつなし育児は一見めんどうと思われがち・・・
でも、やってみると良いこと尽くしなので、是非チャレンジしてみましょう!
育児で困ったときにパッと相談ができる
育児をしていると、いろんな壁にぶつかります。
たとえば、
- どれだけ寝かしつけしても泣き続ける
- うんちがゆるい
- ミルクをいつもより飲まない
- 生活リズムが整わず寝不足になる
など、些細なことを挙げればきりがありません。
特に第一子であれば、育児の勝手が何もわかりません。
いつもと少し調子がちがうだけで心配になってしまいます。
必死でネットで答えを検索しても、何が本当に正しいのかわからないことも多いですよね。
明らかに様子がおかしかったりすれば、病院に連れて行ったり、保健師さんに電話で相談します。
でも、「え?これって相談するぐらい大事なことなのかな・・・?」って思うことは結構あるんですね。
そんなときパートナーが近くにいると、すぐに解決することがあります。
たとえば、娘が生まれてまだ間もないころ、僕は娘の身体の皮膚が少し赤くなっていることに気がつきました。
「大丈夫かな?おむつが擦れてるのか?それとも虫刺され?」と気になってしまい、妻に相談することに。
すると妻からは、「よし!とりあえず保湿を重点的にぬってみて、それでも治らなければ病院に行こう」と一言。
「あ、それだけで大丈夫なんだ。」って心から安心することが出来ました。
このように、すぐに話を聞いてくれるパートナーがいれば、すぐにアイデアが生まれて、安心することが出来ます。
ほんの些細なことでも相談できる環境は、精神的にとっても安定しますね!
【意外】男性が育児休暇を取るメリット3つ
ここからは、意外だったメリットについて3つ紹介していきます。
ブログのネタになる
まず、僕が育休を取ったことで、当ブログが立ち上がりました。笑
もし、育休を取らずに働いていたら、子どもの小さな成長にも気づかず、ブログを書こうとは思わなかったと思います。
また、育休を取ったことで、そのすばらしさを世のパパさんにも広めたいと思いました!
僕自身、子ども苦手だったのが好きになったり、家族と毎日楽しい時間を過ごせたりと本当に良いことばかりです。
そして、育児で起きたことはハプニングも含めて、ブログのネタにしようと思っています。
だから、どんなに笑えないことがあっても、ネタにしてしまおうと思えば、心に余裕ができるんですよね。
「あ、コレはネタになるやつだ!!」って感覚です。笑
本記事の内容も、育休を取ってなかったら絶対思いついてなかったですからね。
また、当ブログは妻と一緒に運営をしています。
家族で一緒にブログを出来るのはとっても嬉しいですね!
収入がそこまで変わらない
育休を取ると、経済的に負担が増えると思われがちですが、実はわが家の場合はそこまで変わっていません。
が、これにはもちろんからくりがあって、
- ボーナスがない
- 残業代は全額支給されるが、基本給が低い
- 育休を取る前に、2ヶ月ほど休職していた
というわりと特別な事情があります。
だから、収入がそこまで変わらないというのはすべての家庭に当てはまるわけではないです。
そもそも、育児手当の給付金というものは、取ってから6カ月の間は66.7%(7割弱)になります。
でも、社会保険料が免除されるので、実際には8割ぐらいもらえちゃうんですね。
(もちろん保険は適用されますよ!)
だから、育休を取ったからと言って、そこまで切り詰めて生活する必要はありません!
ただ、6カ月を過ぎると支給額は5割に減ります。
そのあたりからは流石に減るなぁという感覚ですね。
注意すべきポイントは、
- 6カ月経つと支給額が67%から50%に下がる
- 育休を取ってから給付金がもらえるまで2~3カ月ほどかかる(その期間は無収入)
- うちのように最初の半年間はほとんど収入が変わらないケースもある(ただしレア)
というところですね。
不明点がある場合は、お住まいの地域のハローワークに聞いてみましょう!
好きなことをする時間が確保できる
育休を取る前はぶっちゃけ育児でいっぱいいっぱいになり、自分の時間は取れないと思っていました。
でも、意外にもこの休み期間を利用して、ブログなどの副業にチャレンジすることが出来ました!
実際に、僕は当ブログとは別にもうひとつブログを運営しています。
そちらでは、開始から5カ月で初収益も出ました。
もちろん、どれだけ自分の時間を確保するのか、妻との話し合いは必須です。
でも、お互いが納得しさえすれば、全然大丈夫!意外と時間も作れます!
とはいえ、最初の一ヵ月は初めてのことだらけで、自分の時間を作ることはかなり難しいです。笑
ある程度ルーティーンが決まり、慣れてきたころにチャレンジするようにしましょう!
一番大切なのは目の前の家族です。
自由時間をめぐっては、何度妻とケンカしたことか・・・笑 詳しくは育休中の旦那がぶっちゃけストレス!夫婦円満に過ごすためのコツ3つをどうぞ!
男性でも大丈夫!メリットだらけの育児休暇を取ってみよう
今回は、男性が育休を取ることでわかったメリットについて、10個お伝えしました。
くり返しになりますが、僕自身は育休を取ってよかったと心から思っています。
メリットをまとめると、以下になります。
是非、たくさんメリットのある育休を取って、充実した生活を過ごしましょう。
あなたのことを心から応援しています。
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